毎年恒例のThe New Context Conferenceですが、今年は11/5-6に恵比寿ガーデンホールで開催予定です!
●Andrew "bunnie" Huang氏 ChumbyのCTO
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毎年恒例のThe New Context Conferenceですが、今年は11/5-6に恵比寿ガーデンホールで開催予定です!
Posted at 04:54 AM | Permalink | Comments (0)
竹中平蔵さんが講演なさるということで、Tokyo Gaitame Show 2008 に行ってきました。
Posted at 05:46 PM | Permalink | Comments (0)
LinkedIn と Joi Labs と 慶應義塾大学國領研究室の合同プロジェクトとして行っている、 "Business Success in Open Networks" の第3弾映像を公開しました。
Episode1では伊藤穰一(Joi)氏/國領二郎氏により、「日本におけるオープンビジネス」の形と可能性やその背景にある考え方(サクセスとは何か/オープンビジネ
ス、オープンネットワークとは何をもってオープンと呼ぶのか/米国は本当にオープンなのか等)について考察が行いました。
Episode2では、Joiと國領先生をホストに、新生銀行の八城政基様に日本のビジネスの閉鎖性やエクソン社での人材育成方法についてお話を伺いました。
Episode3 では、Joiと國領先生をホストに、マネックスの松本大さんにお話を伺いました。松本さん、貴重なお話をありがとうございました!
早速映像をご覧ください。
Posted at 07:15 PM | Permalink | Comments (0)
リリースは結構前なのですがあまり認知されていない気がするので、Creative Commons case studiesについてのブログ書いてみます。
これはCreative Commonsが色々なCC採用事例のケーススタディをまとめたサイトです。
例えばMagnatuneのケース:
基本情報、CCの採用、メディア掲載、CC+の採用についての情報が掲載されています。
Magnatuneとは、CCライセンスを採用した音楽レーベルで、B2Bビジネス(映画・自動車メーカー等に音楽をライセンス)とB2Cビジネス(サイトからのダウンロードは利用者が作者に渡したい金額を払うしくみ)を手がけ、売り上げの50%がアーチストに渡ります。
Magnatune advocates for "Shareable music" -- a distinct forking from the standard, ‘all rights reserved’ approach, because users are permitted to — rather than prohibited from — distribute further copies of the track.
Magnatune は "Shareable music" 音楽の共有を推進しています。
The purpose of making music available in source code is to encourage derivative works, such as remixes, cover songs and sampling. Source code also helps users understand the make-up and composition of a work.
そしてリミックス、カバーソング、サンプリングを可能にするためにも「ソースコード公開」を推奨しています。
Jamendo
ケース。JamendoもMagnatune同様CCライセンスの音楽サイトで、広告収入の50%をアーチストに渡しています。よって、アーチストはPV次第で収入が変わります。また、ユーザは好きなアーチストにPaypalでお金を振り込むことができます。この場合は若干の管理費を除いたほぼ100%がアーチストの手に渡ることになります。
Its business model is based on the concept that the wide dissemination of content across networks leads to popularity and prominence: ‘Be known and recognized. Spread your music worldwide.’
「認知され、世界中の人に自分の曲を聞いてもらうことが人気・ビジネスモデルへの道」だといいます。
Artists are encouraged to increase their revenue by:
Donationその他の数値情報も原文を見ると掲載されています。
"Not only does making my books available for free increase the number of sales that I get, but I also came to understand it artistically as a Science Fiction writer that if I was making work that wasn't intended to be copied, then I was really making contemporary work."
日本のケースもありますが少ないです。Sony eyeVioのケース。もっと増えるといいですね。
その他、GoogleとかNine Inch Nails (The Slip) (Ghost)とかFlickrとかRevverとかA Swarm of AngelsとかLegal Torrentsとか、まあ恐ろしいほどたくさんあります。アメリカとオーストラリアに偏っているので、もっと各国からケースがでるといいですね。
なお、本ケーススタディの情報は Creative Commons Attribution 3.0 License BY Creative Commons です。
Posted at 03:11 AM | Permalink | Comments (0)
先日、質問を受けたので、ちょっとエントリーを起こします。
<まとめ>
Creative Commons ライセンスを採用したからといって、あなたがお金儲けができなくなるわけではありません。
Creative Commons の「非営利」ライセンスを採用したからといって、あなたがお金儲けができなくなるわけではありません。
Creative Commons の「非営利」ライセンスを採用したからといって、誰かにお金儲けをさせることができなくなるわけではありません。
Creative Commons ライセンスを採用することで儲けが多くなるか少なくなるかは、わかりません。
Creative Commons の「非営利」ライセンスの「非営利」の定義については現在研究プロジェクトが発足しています。
<非営利ライセンスについて>
**例えばあなたが何かキャラクターを作って、そのキャラクターにCreative Commons 営利OKのライセンスを採用した場合**
あなた自身がキャラクターグッズを作って販売しても問題ありません。
他の人がキャラクターグッズとか色々な物を作って販売してもライセンスに従って行われているのであれば(ちゃんと著作権者の名前を表記するとか)、問題ありません。
**例えば あなたが何かキャラクターを作って、そのキャラクターにCreative Commons 非営利のライセンスを採用した場合**
あなた自身がキャラクターグッズを作って販売しても問題ありません。
他の人が勝手にキャラクターグッズを作ってお金儲けをしてはいけません。非営利ライセンスですからあたり前です。
ただし、「無断で」商用利用できないだけで、「決して商用利用できないわけではない」というところがミソです。
CCのFAQより引用します。
NonCommercial. You let people copy, distribute, display, perform, and remix your work for non-commercial purposes only. If they want to use your work for commercial purposes, they must contact you for permission.
「非商用ライセンスの場合、非商用での利用のみを許可します。利用者が商用利用をしたい場合は、あなたに許可を得なければなりません。」要は、別途許可を得れば商用利用も可能なのです。
So “NonCommercial” means that the work cannot be used commercially?
Not quite. The “NonCommercial” license option means that you do not receive the commercial rights via the Creative Commons license. You can always approach the licensor directly to see if they will separately license you the commercial rights.
「Q:非商用ライセンスのコンテンツは、商用利用はできないの?A:あくまでクリエイティブコモンズライセンスで与えられている権利が非商用に限定されるということであって、商用利用の権利について権利者に直接交渉することはできますよ」
他の人があなたにキャラクターグッズを作ってお金儲けするという特約を結びたいという話があれば、そのような直接交渉を行い、キャラクターグッズを作ってもらい、レベニューシェア等でお金儲けするということも可能、ということです。
で、この特約的なところを円滑に促進するためにCC+という物ができましたという話は、以前のエントリーで紹介していました。
いちいち一件一件問い合わせがくるのを対応するよりは、CCライセンスは非商用でこのライセンス。これ以外のビジネスディールを行いたい人はこちらを見てね!というリンクをはっておくという仕組みになっています。
CCのサイトだとこちらが詳しいです。
CC+ is a protocol providing a simple way for users to get rights beyond the rights granted by a CC license. For example, a work's Creative Commons license might offer noncommercial rights. With CC+, the license can also provide a link by which a user might secure rights beyond noncommercial rights -- most obviously commercial rights, but also additional permissions or services such as warranty, permission to use without attribution, or even access to performance or physical media.
The CC+ architecture gives businesses a simple way to move between the sharing and commercial economies. CC+ provides a lightweight standard around these best practices and is available for implementation immediately.
Use cases: Restrict commercial use with a CC license with the NonCommercial condition, and then use a separate agreement with some party (could be yourself or third-party) to broker commercial rights (licensing, sales, reproduction, etc).
<クリエイティブコモンズによる機会創出・機会損失>
クリエイティブコモンズによるお金儲けが「できない」わけではないというのが上記の論点。
もう一つの論点は、クリエイティブコモンズライセンスを採用することによって、機会創出がどのくらいあるのか、機会損失がどのくらいあるのかということです。
そもそも論として、all rights reserved にして囲っていると、よいコンテンツ・よいクリエイターが認知されず、認知されないと興味ももたれず、興味をもたれないと購買されず、購買されないとお金が儲からない。。。という話があります。
昔CCのCEOであるJoiが、クラブでDJをやっていたときにはミュージシャンの人が「かけてください!」とレコードを持ってきたものらしい。今も新人のミュージシャンの人はラジオ局とかを回って「かけてください」とCDを渡して歩くらしいと聞いたことがあります。
このへんが機会創出の話。
まずは無料でも露出を増やして、次につなげる。クリエイティブコモンズには色々な側面があるけれど、そういった側面も大きい。だからこそColumbiaはOtorevoで全くの新人アーチストだった Good Crew のvocal trackをCCライセンスにしてリミックスコンテストを開催しました。もちろんCDは有料で販売しているのですが、vocal trackをCCライセンス。プロモーションビデオはYouTube。
CCライセンスでサンプル的な物(音質が低い・画質が低い)を出して、高クオリティの物はお金をもらって販売するという手法は色々なところでとられていて、有名なものとしては以前も紹介しましたが Nine Inch Nails が"Ghosts I-IV" というアルバムを CC licenseでリリースしたというもの。NINのサイトで36曲中 9
曲は無料でダウンロードでき、 5USD 払うと 36 曲すべてをダウンロードできる。 CD は 10USD,
ハードカバーのデラックス版は 75USD, そして限定版のボックスセットは 300 USDで販売。 こうしてNINは1週間で1600万ドル(約16億円) を売り上げ、サイトでの直接販売だったため、ほとんどの売り上げがアーチストの手に渡ったといいます。ただ、 NIN は大物アーチストなので特殊事例ですけれど:P
もう一つが機会損失の話。
CCライセンスで公開せずにコピー不可で流通をさせないようにし、だからこそ物が売れるんだという話です。CCライセンスで公開した結果、CDを買う人が少なくなるのではとか、DVDボックスが売れなくなるのではとか、そういう話ですね。
さて、テレビ番組を勝手にYouTubeやニコニコ動画にアップしてはいけません!が、涼宮ハルヒの事例で、角川さんが紹介していた話は一つの参考事例にはなると思います。(一般化はできないけれど)
涼宮ハルヒは最初、TOKYO MX、TVK、チバテレビ等の局で放映されていてキー局でやっておらず、YouTubeにアップされて知名度が向上。そしたら今度、YouTubeに英語字幕付き(fansub)がでてきて角川さん的には「うっ」と思っていたが英語でDVDを発売したら北米だけで6万枚も売れたとのこと! fansubが広告効果を生んでいたということです。(日本でも8万枚なので、6万枚売れたのはすごい)
YouTubeにアップされることで、ハルヒのDVDを買うはずだった人が買わなくなった機会損失と、YouTubeにアップされなかったらハルヒなんて知らなかった人が買うようになっていた機会創出はオンバランスでどのような物なのかは、事例の積み重ねでわかっていく物なのでしょう。Creative Commons ライセンスで発売されたコンテンツが、認知が上がって却って売れたのか、オンラインで読めるから却って売れなくなったのかはいくつか検証事例が出ていますが、まだまだ結論は出ていないと思います。以前こちらのブログで昔書きましたが:
1つはO'reilly の Asterisk: The Future of Telephonyという本で、 O'reilly の「CCライセンスにすることによって本の販売数は上がるのか/下がるのか」という研究の一環としてCC Attribution Non-Commercial Non-derivativesライセンスで公開。結論的には、ダウンロードを開始したからといって本の販売数の傾向に大きな影響はでていないようであり、Asteriskというこの本は技術書としてはかなりの売れ行きの部類に位置したといいます。
もう1つはThe Human Sciences Research Council (HSRC)で、南アフリカの研究機関が研究結果をまとめ、書籍化した物をCCライセンスのPDFで公開した結果、売上げが3倍になったといいます。ただし、特殊なケースですので一般化はできません。
その他のケースについてはCCサイトで膨大なケーススタディが公開されているので、興味がある人はのぞいてみてください。
<「非営利」ってなに?>
もう一つの論点が、そもそも非営利って何?ということで、これは様々な議論がされています。
物を作って販売する等のあからさまな営利活動はわかりやすい。でも、商用なのか商用ではないのかがわかりにくい例も多い。よく取りざたされるのがブログ。ブログでお金を儲けていないからOKという意見、ブログにAd Sense等の広告を掲載していたらお金儲けているからNGじゃんという意見、ブログに掲載しているAd Senseなんて運営費のたしぐらいにしかならずお金儲けているうちに入らないという意見、Ad SenseをはっているかはっていないかでCCコンテンツを利用できるかできないかが決まるなんておかしいという意見等々。
広告に使われたら営利使用か?→営利とみなされるのが通例。
NCコンテンツを見るには必ず広告を見なければならない仕様になっていたら営利使用か?
レコード店のpodcastでCC-BY-NC-SAライセンスの曲だけかけていたらライセンス違反か?
NCライセンスのコンテンツを検索した検索結果に広告が掲載されていたら?
それがNPOがやっているものだったら?教育目的だったら?
で、このあたりを整理する研究プロジェクトが発足しています。
The nonprofit organization Creative Commons has launched a research study that will explore differences between commercial and noncommercial uses of content, as those uses are understood among various communities and in connection with a wide variety of content. Generous support for the study has been provided by the Andrew W. Mellon Foundation.
“The NC term is a popular option for creators choosing a Creative Commons license, and that tells us the term meets a need. However, as exponentially increasing numbers of works are made available under CC licenses, we want to provide additional information for creators about the contexts in which the NC term may further or impede their intentions with respect to the works they choose to share, and we want to make sure that users clearly understand those intentions. We expect the study findings will help us do a better job of explaining the licenses and to improve them, where possible. We also hope the findings, which will be made publicly available, will contribute to better understanding of some of the complexities of digital distribution of content.”
この研究をleadするのはVirginia。
“Developments in technology, social practices, and business models are pressing the question of what should count as a commercial use,” explained Creative Commons Special Counsel Virginia Rutledge, who is leading the study. “The answer to that question should come from creators, who should be able to specify what uses they want to permit, subject to the limitations and exceptions to copyright or other applicable law. Creative Commons is fortunate to have a stellar group of legal, public policy, and information technology experts advising on this project, as well as the help of its extensive international network of affiliates.”
何が商用で何が非商用かは技術・社会通念・ビジネスモデル等の側面から沸きあがっている大きな質問で、その答えはクリエイターが何は許可し、何は制限すべきと考えているかを尊重すべき。
Research is expected to be completed early in 2009. The study will investigate understanding of noncommercial use and the Creative Commons NC license term through a random sample survey of online content creators in the U.S., a poll of the global Creative Commons community, and qualitative data gathered from interviews with thought leaders and focus groups with participants from around the world who create and use a wide variety of content and media.
この研究は2009年に完了する予定で、アメリカでのアンケート調査とグローバルなCCコミュニティでの投票、世界中の有識者へのインタビューが行われるとのこと。
日本の有識者を選ぶときは、ニコニコ動画の「野生のプロ」とか「嫌儲」とか、ちゃんとわかっている人に聞くといいと思う。。。>中の人
※私はCreative Commonsの中の人ではありません。。。:P
Posted at 01:03 AM | Permalink | Comments (2)
<グッドデザイン賞受賞について>
クリエイティブコモンズがグッドデザイン賞を受賞しました。
受賞ページはこちら:
審査員からのコメント:
デジタルコンテンツは、複製が容易なゆえに、知識の伝播を加速する。しかし、同時に著作物であるがゆえ、扱いには注意を要し、コンテンツを利用する一般市 民にとって、利用障壁となっている。クリエイティブコモンズは、このディレンマを解消するシステムである。情報の送り手がコンテンツ毎にライセンス許諾を 行なうことで、安価に使う人が安心して引用できるようにしている。近年、コンテンツの送り手は、企業から一般市民にシフトしてきており、より多くの人口が 情報を発信するようになった。このため技術的には複製が可能でも、法体系が現状に追いつかない状況が拡大している。クリエイティブコモンズは、ユーザーの 知的活動を促進する必要不可欠なシステムである。
This Work by JIDPO is licensed under a Creative Commons Attribution-NoDerivs 2.1 Japan License.
<グッドデザイン賞のクリエイティブコモンズライセンス採用について>
ちなみに昨年の受賞作品から、受賞者の賛同が得られたものについては、グッドデザイン賞の受賞情報がクリエティブ・コモンズ<表示・改変禁止>ライセンスで掲載されています。
なので、上記「審査員からのコメント」も、表示を明記(JIDPOこと日本産業デザイン振興会の名称を表記)、改変せずにそのまま掲載するということでライセンスにのっとって、私のブログに掲載しているというわけです :D
去年のプレスリリースはこちら:
で、例えばCCの受賞ページにいくと、このページのコンテンツは「クリエティブ・コモンズ」<表示・改変禁止>日版ライセンス2.1と一番下に表示されているのが見えます。
ちなみに今年はクリプトンの初音ミクも受賞!(おめでとうございます!)
が、初音ミクの受賞ページにいくと、画像の下には「この画像の無断転載を禁じます。 (C)JIDPO All rights reserverd」と書かれており、CCライセンスについての記述もない。つまりクリプトンさんは受賞情報をCCライセンスで公開することに同意はしなかったことがわかります。
(。。。どうでもいいけどミクの審査員コメント「ネットコンテンツの新たな可能性を提示している。」の一言ってまじですか(><)もうちょっと書いてぇ。。。)
Firefoxの灯火も受賞ですね、おめでとうございます!
こちらはCCライセンスですね。ということで写真も掲載。
Creative Commons Attribution-NoDerivs 2.1 Japan License by JIDPO
ちなみに去年は「ニコニコ動画」「Second Life」「Firefox 2」等も受賞。
<ニコニコ動画>
Creative Commons Attribution-NoDerivs 2.1 Japan License by JIDPO
<グッドデザイン賞2008、大賞のゆくえは11/6!>
ちなみに今年ベスト15に選ばれているのはこちら:
うち、2008年度グッドデザイン大賞候補は下記7つで、大賞の決定は11/6だそうです。
08A05007 | 戸建て住宅 無印良品「窓の家」(ムジ・ネット) |
08B06053 | オフセット枚葉印刷機 DIAMOND300シリーズ(三菱重工業) |
08B07028 | LANシート(イトーキ) |
08C12006 | 乗用車 iQ(アイキュー)(トヨタ自動車) |
08C12009 | 乗用車 FCXクラリティ(本田技研工業) |
08C13067 | デジタルスチルカメラ RICOH GR DIGITAL II(リコー) |
08C16036 | PLAYSTATION(R)3のFolding@home(TM)プロジェクト協力 (ソニー・コンピュータエンタテインメント) |
Posted at 12:05 AM | Permalink | Comments (0)
今回もDEMOsa4に行ってきました!今回はiPhone祭りで大盛況!立ち見が60人も出てました。
今回は残念ながら開発者の皆さんはAPPLEとiPhone SDKのNDAを結んでいるということもあり、動画の撮影は禁止。(直後にNDAはなくなることに。。。。うみゅ。)写真を撮影してブログにアップするのはOKというルールになっていたので、写真とテキストでいきます。
「セカイカメラのセカイ」
頓智・株式会社 井口 尊仁
セカイカメラとは、iPhoneのカメラを物に向けてかざすと、位置情報にタグづけされた様々な情報をオーバーレイさせて表示するという仕組み。メガネでARを実現するソリューションは色々出てきていますが、それをiPhoneでやっちゃおうという試みです。物やポスターなどをセカイカメラごしに見ると、そのものについての情報や、それについて誰かが書いた感想など、様々な情報がオーバーレイで表示されます。「What you see is what you get(WYSIWYG)」な世界を実現しようとしています。
ショッピングモールを歩いていたら、お店やレストランの情報が表示されます。
駅の自動販売機でiPhoneをかざすと、路線図が表示されます。
「セカイカメラは実機デモなんてできないんちゃう?」とか色々突っ込みをtwitterで頂いていたのですがこのブログに
「ただ、今回は実機デモはやらず(すいません!いろいろ準備が大変なんです)講演をさせていただきます。」
とあるので、「準備は大変だけど、やろうと思えばできる」ととらえていいのかなあと。
井口さんのはてなダイアリーも発見。
「いずれにしろ実稼働しているものを早く触っていただきたいので開発頑張ります!」
TechCrunch50では実機デモをやるかどうかの瀬戸際だったらしい。(できるってことだよね?)
「とにかくiPhoneユーザーの比率が高いはずの TechCrunch 50 で、観客や審査員がその場でiPhoneで直接タッチ&トライできるデモを果たして実現できるのか?まだまだラウンド2,3を乗り切れるかは正直未知数なのですが、ものすごく観て欲しい気持ちで一杯のデモなのです(その後、iPhoneで現地の審査員や観衆がタッチできるというデモ構想は不可能と断念)。」
既に動作プロトタイプをJason Calacanisが見たらしい。
この一例だけに限って、ライブではない作りおきのデモを認めたのだが、それはこの製品の全機能を見せる事実上唯一の方法だったからだ(TC50主催者のJason Calacanisが、動作プロトタイプが実際にiPhone上で動いているところを見ている)
。。。精度は低くてもいいので、ぜひ一度実機デモを見たいなあ~!
セカイカメラについてはたくさん記事が書かれていますが下記2本をご紹介:
20分で理解するSekai Camera〜セカイカメラ関連記事のまとめ
で、DEMOsaでの講演はかなりコンセプチュアルだったわけなのですが、いくつかスライドの写真を撮ったのでアップします。
WEBとセカイカメラの比較。
デスクトップからモバイルへ。読むのではなく見る。リアルタイム・リアルスペースの世界へ。
TC50で一番ウケたスライドだそうです。猿が二足歩行になっていって、でも携帯電話を下に見るところから、iPhone+セカイカメラで上を向いて歩くようになるまでという図。
セカイカメラのコンセプト。
セカイカメラの世界。利用者はiPhoneを通じて色々な!!や?や♪を手にすることになります。
セカイカメラの利用用途。
セカイカメラのニーズのサイクル。
セカイカメラの利用シーン。
TC50でも紹介されていたエアフィルター。
セカイカメラの収入モデル。
しかし、TC50でのQAはもったいないなー ^^;;;
"Please imagine there is no web. Please join us."
"Please don't forget imagination" "Please join us."
。。。って質問に答えてない。英語ができる人がQAで壇上を降りちゃうなんてっっ(><)
とても怪しく見えてしまって、損をしてると思うなー。
。。。と、セカイカメラだらけになってしまいましたが、続けます。
DEMOsaの出演者は毎回豪勢なのですが、今回のDEMOsa4の出演者は、豪勢かつ、実際自分の手の平でいつも動かしている 「ああ、あのアプリを作ったあなたですか!!?」という親近感が :)
「newtonicaが教えてくれたこと」
有限会社Route24 代表 西 健一
既に公開中のゲームから未公開のゲーム(撮影禁止)まで色々!
今、既に発売している電子辞典アプリケーション「ウィズダム英和・和英辞典」と、今後発売する「三省堂 大辞林」の紹介。
みんな気になる「ウィズダム英和・和英辞典」の売り上げ情報を、公開!みんなの目が釘付けになった一瞬でした。累計1万1千本。
「PocketGuitar を作ったわけ」
株式会社ケイビーエムジェイ CTO 笠谷真也
「Progressive Clock」
HMDT株式会社 代表取締役 木下 誠
なお、次回の東京でのDEMOsaは11/30開催だそうです。我こそはという方ぜひ発表者の申し込みを♪
なんと関西でもDEMOsaをやることになったもよう。10/25に京都女子大へGO!
Posted at 03:54 AM | Permalink | Comments (3)
吉本興業の間寛平さんが「アースマラソン」というプロジェクトを始められます。
寛平さんが「基本徒歩/マラソン、歩けないところはヨット」で世界一周するというプロジェクトで、今年の12月17日に大阪でスタートし、なんと2年半かけて回られます。
これをカメラがずっと追いかけて、動画を毎日ネットに配信し、ときどき日本テレビで特別番組として放映する予定とのこと。そして、これを事業化する「製作委員会」を日本テレビ、吉本興業、電通の3社が均等出資で設立するそうです。映画はよく製作委員会方式がとられていますが、ネット動画で製作委員会をつくるというのはめずらしいらしいです。トヨタ/大塚製薬等の企業がスポンサーフィーを製作委員会に払い、番組に広告出稿をする→広告収入/DVD化など2次利用による収入を出資3社で分けるという仕組みだそうです。
なお、この製作委員会に帰属する動画の著作権は、非営利目的ならコピー・流布が自由な「ク
リエイティブ・コモンズ(CC)ライセンス」を採用する予定になっており、番組の動画を個人がブログなどで自由に利用できるようになる予定です :D
せっかく寛平ちゃんが世界を回るのですから、各地のブロガーの人たちがどんどん動画を使ってくれたりするといいですね!サイトも日本語と英語でスタートしますが、通過していく国に合わせた多言語の展開も考えているとのこと。
還暦を迎えられる寛平さん、健康に気をつけて頑張ってください♪
人力と風力で地球一周「間寛平アースマラソン製作委員会」設立 (Excite News)
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